会計ソフトとして注目が集まっているfreee。利用料金やプランの種類について気になっている方も少なくないでしょう。
本記事では「freeeの有料プランそれぞれの機能や他の会計ソフトと比較して優れているポイント」について解説していきます。会計ソフトを導入を利用しようと検討している方はぜひ最後まで読んでくださいね!
freeeの料金プランは?何ができるの?
freeeの料金プランは「スタータープラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3つがあります。それぞれのプランで利用できる機能についてご紹介します。
①スタータープラン|月額980円
スタータープランで利用できる内容は以下の通りです。
確定申告書類の作成
freeeを利用している方の多くは、「確定申告を簡単に済ませたい」という理由で始めています。freeeの有料プランではいくつかの質問に答えていくだけで、確定申告書類の必要な項目を埋めてくれて、印刷することも可能です。
帳簿の作成
確定申告の方法は白色申告と青色申告の2種類があります。2つの申告方法を比較すると、青色申告は65万円の控除を受けられ、経費で計上できる項目も増えます。
ただし、控除を受けるには「仕訳帳」や「総勘定元帳」といった複雑な帳簿の作成が必要となります。簿記の経験がない方だと作成までにかなりの時間を費やしてしまいますが、スタータープランを利用することで手間を大幅に減らすことが可能です。
取引データの閲覧
事業で発生した取引の内容をデータで管理することがfreeeのスタータープランでは可能です。また、取引データをもとに帳簿の作成や経営レポート分析をするため、過去のデータを遡って閲覧することができます。ただし、スタータープランでは直近30日分のデータしか閲覧できないため、注意が必要です。
画像ファイルの保存
freeeではレシートや領収書をカメラ撮影して取引内容を簡単に記録することができます。撮影した画像ファイルはクラウドに保管され、後から見返すこともできますが、スタータープランでは月に5枚までと制限されています。
ここで注意していただきたいのが、領収書は5~7年間保管する義務があるということです。写真だけでは保管の条件を満たしておらず、実物の領収書も手元に残しておきましょう。freeeのスタータープランで利用できる機能を紹介しましたが、スタータープランで使える機能は他のプランでも利用することができます。
②スタンダードプラン|月額1980円
freeeのスタータープランで利用できる機能はスタンダードプランでも利用可能です。ここからはスタンダードプラン以上を利用することで使える機能を紹介します。
画像ファイル保存の上限なし
画像ファイルの保存についてはスタータープランでも説明しましたが、スタンダードプランでは保存できる画像の枚数の上限がありません。経費として管理する領収書の枚数が多い方であれば、枚数の上限なく管理できるスタンダードプランの方が安心です。
日次、月次残高推移の閲覧
スタンダードプランを利用することで日次や月次で残高の推移を表で確認することができます。また、月次の推移では、貸借対照表と損益計算表も作成されるため、帳簿の記入や経営分析に役立てることも可能です。
売掛帳と買掛帳のレポート作成
スタータープランでは仕訳表や総勘定元帳の作成が可能と説明しましたが、売掛帳や買掛帳の作成は難しいと言えます。スタンダードプランを利用すると、売掛と買掛のレポートが作成されるため、簡単に売掛帳や買掛帳の作成ができます。事業で売掛金や買掛金が発生する方は、スタンダードプランの利用が良いでしょう。
③プレミアムプラン|月額3316円
経費精算
プレミアムプランでは、経費の申請や承認の機能を使うことができ、経費生産を簡単に行うことができます。事業所が複数ある場合や従業員が多い場合、経費申請を承認する・しないの管理が必要となります。そのような場合、プレミアムプランの経費精算はとても助かる機能です。
電子帳簿の保存
freeeのプレミアムプランでは、帳簿を電子で保存できる機能が使えるようになります。この機能が使えることで、領収書の実物をわざわざ手元に保管しておく必要がなくなり、電子データだけの管理でよくなります。
事業が大きくなり、領収書が増えると紛失してしまうリスクもあるでしょう。「電子帳簿保存法」の条件を満たすには事前申請が必要になりますが、申請書の作成もfreeeでは簡単に作成できます。
電話サポート
プレミアムプランと他のプランを比較したときに1番大きな違いは電話サポート機能が付いていることでしょう。チャットやメールでのやりとりも他のプランでは可能ですが、緊急で対応しなければならないトラブルが起きたときに電話で聞いた方が早く解決できます。
プレミアムプランを利用する方は、サポートに頼れるところはしっかりと頼り、freeeの機能を活用しましょう。
freeeの3プランはどんな人におすすめ?
freeeは個人事業主向けの会計ソフトで、どんな方にもおすすめできます。料金プランによって使える機能が異なるので、それぞれのプランを比較して自分に合ったものを選びましょう。
①スタータープラン|月額980円
freeeの有料プランで最も安く利用できるのが「スタータープラン」です。名前の通り、個人事業主になったばかりの方や会計ソフトを初めて利用する方におすすめのプランになっています。スタータープランは他のプランと比較しても安く利用できる上に、確定申告書類の作成や帳簿作成の補助的な役割として十分な内容です。
ただし、他のプランと比較するとファイル出力の数に制限があったり、レポート機能の一部しか閲覧できないなど、物足りなさを感じる部分もあるでしょう。事業の会計全般を行いたい方は、後述するプランへのアップグレードをおすすめします。freeeのスタータープランは事業を始めたばかりの方や管理する収入や支出、経費などが少ない方がお試しで利用するプランです。
②スタンダードプラン|月額1980円
freeeの「スタンダードプラン」は3つのプランの中で利用金額が中間に位置しています。freeeの公式サイトでも説明されていますが、すでに個人事業主としてしっかりと利益が生み出せている方や記帳や確定申告を会計ソフトだけで全て終わらせたい方におすすめのプランとなっています。事業は軌道に乗り利益を出せていても、個人で活動している方は帳簿の管理まで手が回らない方も多いと思います。
従業員を雇っていない事業主、もしくは帳簿に記載する項目が少ない方はスタンダードプランの利用で十分に満足できる経費管理ができるでしょう。事業をこれから拡大していく段階で、会計の管理に経費を使いたくない方におすすめのプランです。
③プレミアムプラン|月額3316円
freeeの中でも最も利用料金が高いのが「プレミアムプラン」です。プレミアムプランを他のプランと比較すると、月々の契約がなく、年間使用料金の支払いのみとなるのが特徴です。そのため、継続的に事業で利益を出している方や従業員を複数雇っている方、経費管理の担当者がいる方、法人化を予定している方におすすめのプランとなっています。
freeeのプランの中で料金が一番高いことはもちろん、先述したように年間契約など他のプランとは異なる内容のため、事業の規模や導入する必要性があるか比較検討した上で選択しましょう。
他社と比較をしたfreeeの強みは?
会計ソフトはfreee以外にも「弥生」や「マネーフォワード」などがあります。
結論から言うと、他社と比較しても圧倒的にfreeeがおすすめです。
①操作性に優れていて使いやすい
freeeは他の会計ソフトと比較するとUIが優れているため、入力などの操作がわかりやすく、ページデザインもシンプルで使いやすいです。会計管理はデータの入力を繰り返すため、UIの性能は大切と言えるでしょう。
機能の種類に関しては、どの会計ソフトを比較してみても有料プランへアップグレードすることで同じような機能が使えるようになります。
②安いプランでもチャットサポートが利用できる
会計ソフトfreeeはスタータープランやスタンダードプランでもチャットやメールでのサポートが受けられるのが特徴です。弥生やマネーフォワードと比較してみると、どの会計ソフトでも1番高いプランでは電話やチャットのサポートを受けられるようです。
ただ、安いプランだと問い合わせができなかったり、時間がかかってしまうので注意してくださいね。会計ソフトを初めて使う人ほど分からない点が多いと思うので、freeeであれば安心して利用できます。
③スマホでも会計管理が完結できる
freeeは他の会計ソフトと比較してもスマートフォンアプリにも力を入れていて、スマホだけで会計管理を完結することができます。スマホで会計管理ができるため、外出先でも会計管理の作業ができるため、忙しい方でも時間を有効に活用することができます。
弥生やマネーフォワードの利用者とfreeeの利用者を比較すると、他社を利用する人の多くはパソコンで管理をしているようです。
まとめ
今回は会計ソフトfreeeの有料プランや他の会計ソフトと比較して優れているポイントを紹介しました。会計ソフトではfreeeが最も使いやすくおすすめです。
また、1番安い「スタータープラン」は月額980円で利用でき、1ヶ月で解約することもできます。
※詳しくはこちらの記事で紹介しています。
また、無料プランでもいくつかの機能は利用できるため、会計ソフトの導入を検討している方は一度使ってみることをおすすめします。今まで会計管理に費やしていた時間が大幅に短縮でき、申告時に慌てる必要がなくなるでしょう。