競馬でお金を稼いだ経験のある人も少なくないはず。競馬で大勝利を収めた人のなかには「競馬で勝ったお金は確定申告すべきなのか?」と、疑問をお持ちの人も多いでしょう。
この記事では「競馬での税金を確定申告で申告しなくてもバレないのか」をわかりやすく解説いたします。
競馬での確定申告に不安がある人はぜひ最後まで読んでくださいね!
競馬の税金はバレるので、確定申告をすることをおすすめします!
競馬の利益は確定申告をしなくてもバレない?
競馬で勝ったお金を確定申告していない人も多いはず。
競馬で勝ったお金は確定申告しないとバレる特徴を2つご紹介します。
①1000万円以上の払戻金を得ている
結論から申し上げると、競馬で勝った金額が大きいほど確定申告をしないとバレます。
特に競馬で年間1000万円以上の払戻金を得ている人は要注意です。
実際に2020年1月に政府は政府は競馬や競艇などの公営競技で一口1000万円以上の払戻金を受けた人への徴税を強化すると発表しています。
税務署は過去5年間さかのぼって税務調査をすることができるので、今税務調査が来ていないだけでゆくゆく追徴課税を請求されるリスクは高いと考えるのが無難でしょう。
②ネット投票で競馬をしている
現金ではなく、ネット投票をしている人ほどバレるリスクは高いです。
JRAのネット投票は銀行口座を紐付けています。
そのため、銀行の入出金で競馬でどれほど儲けているのか税務署にバレないことはないでしょう。
ネット投票で儲けている人は要注意です。
競馬で確定申告をしていないことがバレた事例は?
競馬で確定申告していないことがバレた事例を2つご紹介します。
最悪のケースどうなってしまうのか知っておきましょう。
①中国人男性|競馬利益18億円申告せず
2019年に名古屋市中区の30代の中国人男性が競馬で得た利益約18億円を申告しなかったとして、名古屋国税局の税務調査を受けました。ハズレ馬券を経費として計上しており、認められなかったことから追徴税額は約10億円請求されました。
②インスタントジョンソン・じゃいさん|数千万円の追徴課税
競馬で6400万円を当てたお笑い芸人のインスタントジョンソン・じゃいさんが数千万円の追徴課税を受けました。
中国人男性同様にハズレ馬券を経費として認められなかったことで、追徴課税は数千万円にものぼりました。
競馬の確定申告とは?
競馬の確定申告は一般的な税金の計算とは異なります。
競馬で稼いだお金に対していくらかかるのかを知っておきましょう。
①いくらから確定申告が必要?
競馬で年間50万円以上の利益が生じた場合は確定申告が必要です。競馬の収入は一時所得として確定申告をします。
先ほどご紹介した通り、確定申告をしないとバレるリスクは高まります。
最悪の場合、追徴課税を請求さえることになります。
②競馬で認められる経費は?
一時所得の場合、ハズレた馬券は経費に計上することができません。
一方で、儲けにつながった馬券は経費計上することができます。
一時所得の経費計上の場合は売上に要した経費のみしか計上できないです。
先ほどご紹介した確定申告がバレた事例も、ハズレ馬券を経費計上していたために追徴課税を請求されることとなりました。
③ハズレ馬券を経費計上するためには?
一般的には競馬での収入は一時所得に分類されます。
ただ、競馬で生活を営むような人は、一時的な収入でないこともあるでしょう。
そのような場合、競馬での収入は雑収入に分類されることがあります。
雑収入とは継続的に利益活動を行なっている事業の収入区分を指します。
実際に過去の裁判では競馬で生活を営む人が一時的な収入ではなく、雑収入と認められたことがありました。競馬での収入が雑収入に分類される場合、ハズレ馬券も経費として計上が可能です。
④確定申告のやり方は?
競馬での収入はバレないとは考えずに、正しく確定申告をすることをお勧めします。ネット投票で収入を得ている方は、会計ソフトを導入して口座連携することがお勧めです。馬券の購入金額や、払戻金の漏れなく正しく確定申告ができます。
雑収入の場合でも帳簿(いつ何にいくら使ったのか)の記録は保管義務があります。
帳簿は自分でつけると煩わしいですが、会計ソフトなら簡単に作成することができます。
確定申告のやり方はこちらの記事にまとめています。税金を納められるうちに納めましょうね!
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まとめ
競馬で確定申告をしなくてもバレないは嘘です。
今バレないだけで、数年後に税務署からまとめて税金のお尋ねがくることでしょう。
何かあってからでは遅いので、何もないうちから正しい税金を支払うようにしましょう。