確定申告をした後に間違いがあったことに気づいた個人事業主も少なくないはず。確定申告が間違いだらけだと気づいた人の中には「間違いには気づいたけれどもどうしたらいいんだろう?」と、疑問をお持ちの人も多いでしょう。
この記事では「確定申告が間違いだらけだと気づいた時の対処法」について、わかりやすく解説いたします。確定申告に不安がある人はぜひ最後まで読んでくださいね!
確定申告が間違いだらけの特徴は?
個人事業主は自分で確定申告も多いはず。確定申告で間違いやすい項目を3つご紹介します。
自身の確定申告が間違いだらけにならないよう確認してみてください。
①按分がされていない
確定申告で間違いが多い項目として按分処理の項目があります。経費の計上では按分(あんぶん)をすべき勘定科目があります。
・家賃
・水道光熱費
・通信費
etc…
個人事業主はご紹介した勘定科目に関しては、家事按分をして経費計上することが求められます。
例えば家賃は1/3だけ経費計上をするなどです。按分をしないまま確定申告を提出していないか確認しましょう。
②収入の申告漏れ
確定申告が間違いだらけだと多い例として、副業収入の申告漏れがあります。特に1万円以下の小さな収入の積み重ねは、会計ソフトなどの口座連携していない個人事業主では漏れやすい項目です。
収入の申告漏れが不安な個人事業主ほど、会計ソフトと口座を連携させて確実に帳簿をつけた方がいいですね!
③帳簿をつけていない
帳簿をつけていない個人事業主は要注意です。税務調査が入ると、まず帳簿の開示を求められるほど、帳簿は重要です。
青色申告の場合は「複式簿記」、白色申告の場合は「単式簿記」で記帳が義務付けられています。また、青色申告をする場合は「青色申告承認申請書」の提出が必須です。
青色申告は初めての個人事業主には難しく感じることも多いでしょう。ただ、青色申告特別控除の65万円が使えるので節税に有効です。正しく帳簿をつけて申請するようにしましょう。
確定申告が間違いだらけだったことはバレる?
税務調査は業種によって入りやすさが変わるので、自身がバレやすい業種であるのかを確認しましょう。
確定申告が間違いだらけだったことはバレます。税務署からの突然のお尋ねで経費として必要な書類の提出を求められることがあります。
帳簿がなく経費が認められない場合などでは「追徴課税」や悪質の場合「重加算税」を請求されてしまいます。
確定申告に必要な種類は無くさないように管理しておきましょうね。
確定申告が間違いだらけだと気づいたら?
確定申告が間違いだらけだと気づいたら対処すべき事項を解説します。
正直に嘘のない申告を心がけましょう。
確定申告が間違いだらけだと気づいたときには、すぐに「修正申告」か「更正申告」をしましょう。
確定申告は過去5年さかのぼって修正をして申告ができます。誤りがあると気づいた瞬間に、行動することをおすすめします。
経費の計上に誤りがある場合や、帳簿自体そもそもつけていない人は会計ソフトを導入して確実に申告を行うことがおすすめです。
まとめ
確定申告は間違いのないよう正しく申告することが重要です。
自身の確定申告が間違いだらけだと気づいたらすぐに修正申告か更正申告をしましょう。