2022年5月末にGUCCIのアメリカ5店舗で開始される仮想通貨(暗号資産)決済の試験運用は、GUCCIのWeb3.0と実店舗のコミュニティの融合に向けた重要なステップとなるだろうと巷で話題ですね。
ラグジュアリー業界を飛躍させる仮想通貨(暗号資産)の導入は、ブランド業界ではGUCCIがいち早く進めており、今注目が集まっているニュースですね。
そこで今回は、GUCCIが目指すWeb3.0のNFTとメタバース戦略について徹底解説します!
GUCCIのNFT事業
GUCCIは業界トップの勢いでNFTの事業を推進させています。
GUCCIのNFT事業|①仮想現実空間上で土地を購入
2022年2月10日に、暗号資産やブロックチェーンを活用した人気のメタバース(仮想現実空間)プラットフォームである「ザ・サンドボックス(The Sandbox/SAND)」で、仮想空間上の土地(LAND)を購入しました。具体的にこれからThe Sandboxの仮想空間上でGUCCIがどのようなサービスを提供するかについての詳細は明らかにされていませんが、「GUCCIは”Gucci Vault”をベースにしたインタラクティブなファッション体験を創造する予定」ではないかと考えられています。
GUCCIのNFT事業|②限定NFTの販売
2022年2月1日、エンターテイメントカンパニーで、バーチャルセレブリティーや限定ビニールトイ、デジタルのコレクションアイテムなどを手掛けるブランド「スーパープラスチック(SUPERPLASTIC)」とのコラボである「スーパーグッチ」を発売した。
「スーパーグッチ」は3つのシリーズで展開され、第1弾は「グッチ」を象徴するパターンやシンボル、モチーフを取り入れた「スーパープラスチック」のオリジナルキャラクター、“クリプトジャンキー(CRYPTOJANKY)”の限定NFT(10種類)と、キャラクターをハンドメードしたイタリア製セラミックフィギュアからなる。「スーパープラスチック」のオンラインショップと、「グッチ」のオンラインショップ「ヴォールト(VAULT)」で販売しました。
GUCCIのメタバース戦略
GUCCIのメタバースプロジェクトを監督するのは、「ドリーム・ビッグ」というチームです。これは、年半以上前に結成されたメタバースに特化した常設チームで、急成長を続けています。代表のBizzarri氏は、メタバースを含む新しい分野を探求するスタートアップであるとチームを分析している。このチームは、グッチのゲーム戦略から発展したもので、Roblox、Zepeto、Animal Crossing、GeniesなどのプラットフォームとのコラボにはNFTバーチャルな服などが開発されていました。
GUCCIのメタバース戦略|①仮想通貨決済の導入
GUCCIは5月末に米国の一部店舗で仮想通貨(暗号資産)による支払いを可能にする予定で、今夏には北米の全直営店に試験導入を拡大する予定です。 この動きは、大手高級ブランド業界を代表する暗号資産の検証をも意味しています。
店舗での暗号による支払いは、顧客に電子メールで送信されるリンクで行われる予定です。リンクにはQRコードが含まれており、顧客は自分の暗号ウォレットから支払いが可能になります。仮想通貨(暗号資産)を利用できる最初のグッチ店舗は、ニューヨークのウースター・ストリート、ロサンゼルスのロデオドライブ、マイアミのデザイン地区、アトランタのフィップスプラザ、ラスベガスのショップス・アット・クリスタルズの5つです。
決済手段には、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ラップドビットコイン、ライトコイン、柴犬などの5つのステーブルコインを含む10以上の通貨での支払いが可能です。また、元々ジョークとして作られた「ミーム」暗号通貨であるDogecoinも受け入れる方向性です。
暗号通貨による支払いは通常、物理的な空間で、既存のPOS端末のQRコードやNFCリーダーを通じて、顧客のスマートフォンの暗号通貨アプリと接続し、モバイルクレジットカードによる支払いと同様に受け付けることが可能です。小売業者は、支払いを米ドルなどの不換紙幣に自動的に変換するか、暗号通貨の形で支払いを維持することができます。
GUCCIのメタバース戦略|②信頼性とコミュニティの構築
ケリング社のキャッシュエンジンであるグッチは、収益を上げる必要なくメタバースを探索する余裕があります。そのためメタバースというプラットフォームとコミュニティの両方を理解し、適切で信頼できる存在になることに重点を置いています。信頼性とコミュニティが構築されれば、ビジネス(売上)は後からついてくるという考え方です。
一般的にメタバースの収益の可能性は定義されていません。一方で、グッチは最近、2021年の収益の伸びを、2019年の109億ドルを上回る111億ドルと発表し、予想を上回る成果を残しました。この間でGUCCIは、人気ゲーム世界のRobloxとZepetoで体験を開発し、3つのNFTプロジェクトを立ち上げています。主にZ世代が遊び、交流するスペースで存在感を示しています。
GUCCIのNFT購入には仮想通貨が必要!
GUCCIのNFT購入には仮想通貨が必要です。仮想通貨は国内の取引所から購入することができるので、口座解説していない人はまず申し込みましょう!
①取引所へ申し込み
まず、ビットコインを購入する仮想通貨(暗号資産)取引所が決まれば申し込みを行いましょう。
メールアドレスがあればアカウント作成が可能です。しかし、メールアドレスだけでは仮想通貨の購入や取引等ができません。そのため、免許証やマイナンバーなどの個人情報が記載された確認書類を提出して本人確認(KYC)を行い、全ての機能を使えるようにしましょう。
①運転免許証(免許証やマイナンバー)
②電話番号
③メールアドレス
④住所
⑤IDセルフィー
⑥利用規約、プライバシーポリシー等への同意
※IDセルフィーとは本人確認書類と本人が同時に写った写真を指します。
上記の書類を準備しましょう!
②取引所での口座開設完了
申し込みはパソコン以外にも携帯、タブレット等からでも可能です。証券口座開設と比較をしても聞かれる項目が少なく簡単に申請できます。申請時に必要な免許証などの書類は携帯のカメラからも申し込みフォームにアップロードするだけで良く、全てネットで完結します。
必要事項を入力する所要時間はざっと10分ほどでしょう。
仮想通貨(暗号資産)取引所に口座開設の申し込みを行った、提出内容に不備がない場合は5日〜1週間で本人確認をするための書類が届きます。
受け取った後、取引所の方で受け取りが確認されるか、書類に記載されているシリアルコードを入力すれば、口座が有効となり取引が行えるようになります。
③取引所への入金
口座開設が終えたら仮想通貨(暗号資産)を実際に購入してみましょう!
ビットコインを買うためには、まず取引所の口座へ現金を入金する必要があります。
以下のいずれかで入金をしましょう。
・銀行のATMから入金
・コンビニで入金
・ネットバンキングで入金
このなかでは、ネットバンキングを利用するのがおすすめです。ネットのみで完結するため、即日入金できる他、ATMやコンビニ入金に掛かる手数料が無料です。
まとめ
本記事ではGUCCIのNFT・メタバース戦略について解説いたしました。
GUCCIのNFTを購入したいという方は仮想通貨の購入が必要です。
まずは口座開設をしておきましょうね!